木の質感
2007 / 11 / 24 水戸工務店ブログ
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昨日の勤労感謝の日はお打ち合わせが2件、ご案内が1件あった為、非常に忙しくすごしました。
ご案内させていただいたN様はもちろん家造りを検討しているのですが、息子さんのお家を造ると言う事で奥様と息子さん連れでお出でいただきました。
息子さんの家は本家ということで、集会場になるような続き間も造らなくてはならないなど、独特の要望があります。
N様自身の家はと申しますと、最近、積○ハウスで建てられたそうです。
始めは、○水ハウスで建てられた方がなぜ当社に来たのか、とちょっと考えてしまいました。
N様の叔父に当たる方をはじめ、ご親戚の方も5棟くらい積○ハウスで建てられるという積○シンパの方々のようでした。
以前、積水のトップクラス営業だったという人の講習にいったことがあるのですが、
積○などは紹介制度に力を入れていて、紹介料がかなりの額 (場合によっては50万以上?) になると聞いたことがあります。
その紹介料という現金は、次に建てる人から出ているわけですよね。
さらに積水ハウスで働いている方やその下請けの人は親戚知人を紹介するノルマもあると聞いたことがあります。 (紹介しないとクビもあるそうです。)
そのような方がなぜ当社にきたのか、ずばり聞いてみましたら、ポイントは木の質感、ということでした。
デザインは気に入っているそうですが、木が無いのがご不満そうでした。
積○の場合は木を選んでも木質、イミテーションですから。
話を伺ううちで気になったのが、家に帰っても緊張がほぐれない、と仰っていたことです。
もともとN様は木の家で育ったそうで、当社の事務所やモデルハウスは非常に落ち着くと仰っていました。
「水戸工務店の建物は木の本物の質感がよい」と盛んに仰っていただきました。
冬なので暖房も入っていたのですが、そのマイルドで家中一定な暖房感覚も非常に気に入っていただけたようです。
奥様のお話の中で、今の家は最新の住宅のはずなのですが、夏でも冬でも、部屋からでると温度差があるそうです。
私は常々考えるのですが、住み心地を考えるのなら、木造が一番です。
そして色々体感してきて、一番住み心地が悪いのは鉄骨住宅だと思っています。
鉄骨の「家」は工業化されていて造りやすく、工期も早いから、儲けが出しやすい、それがハウスメーカーの本音ではないでしょうか。
そもそもハウスメーカーは自分の建物を「住み心地が良い」などとは決して言いません。
住み心地という曖昧なものを口にすればクレームの山がさらに巨大になるのが明白だからです。
お客様の生活、使い勝手を考え、将来の生活も想像して、全てをオーダーメイドでつくる。
そのような造り方で無い限り、住み心地の良い家は出来ません。
それが出来るのは、私どものような地場に根付く工務店だと思っています。
作成者 : 水戸工務店