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おやじの気持ち 第三弾

一人娘が嫁に行って、早やくも5ヶ月近くになる。
嫁ぎ先のご両親にも可愛がって頂いているようです。

娘の自宅から、我が家までは車で1時間半の距離だが、近いようで、遠い。
何か用事でも作って呼ばないと、なかなか帰って来ない。
近頃は趣味も出来て、ゴルフの練習場へ通い出しているそうです。

私も今思えば妻の実家へ帰省した時は、何時間も経たないうちに、「帰る」と言い出したものだ。

そんな時は妻の母親が
「もう帰るだ?ゆっくりして行きゃいいだに。」とよく言われた。
そんな母親の気持ちが今、娘を嫁がせてようやく解って来た。

そんな妻の両親も、私の両親もすでに亡くなっている。
親孝行したい時に親は無し、とは良く言ったもので、
あの時もっとゆっくりと話しをさせてあげていたらと、今になって思う。
若い時は、自分で何でも仕事をこなさなくてはならなかった為、忙しくゆっくり出来なかった。

きっと切ない思いをさせたに違いないだろう。

故郷や田舎にご両親を残して、都会で働いている若者や、若いご夫婦の方々に
たまには仕事を休んで、実家や田舎に帰って、親孝行して来たら、と思うこの頃である。

しかし娘からの便りがないのは、無事な証拠。寂しくはあるが、楽しく暮らしているのであろう。